すごく美味しいわけではないけど、なぜが淡々と食べてしまう炊き込みご飯。滋味深い味です。
なんだか呪文のようなタイトルになってしまいましたが、奈良茶飯です。こう書くのもなんですが、一口で美味しいと感動するようなものではなかったのですが、ただなんだか気づけば茶碗が空になっている、そんな美味しさの炊き込みご飯になりました。味自体は素朴で、食べ進めると炒った大豆の香りがかおりどんどん食べ進めてしまう。そしてしばらくするとまだなんだか食べたくなる、なんだか不思議です。元々は僧食で、「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんが食べていたということから有名になったようですね。材料としてはシンプルに大豆とお米ですが肉を入れるなどもアレンジされている方もお見かけしましたので是非いろいろとお試しくださいませ。
参考:「奈良茶飯」を参考にレシピを制作
「奈良茶飯」 農林水産省
【材料(1合分)】
- お米…1合分
- 大豆…30gくらい
- ほうじ茶…7gくらい(少し濃いめに)
- 醤油…大さじ1
【作り方】
- ほうじ茶を煎れて(180cc~200cc)冷ます。
- 大豆を皮が裂けるくらいまで乾煎りする。乾煎り後、冷水に入れて薄皮をむく(冷水に入れることで薄皮が剝きやすくなります)
- 水に浸したお米と大豆と調味料を釜(炊飯器)に入れ、一合分までほうじ茶を注ぎ炊く。
- 炊きあがったら底からひっくり返すように混ぜ、蓋をして10分蒸らしたらできあがり。
- 分量等は自分の好みで作っているためちょっとした参考程度でご覧ください。
- 炊飯器でも炊けるよう分量を決めていますので大体炊飯器でも同じ分量で作れます(お好みで調整ください)
- 釜で炊かれる場合は固形燃料で炊いているため火力にはばらつきがあります。そのため炊き上がりの水の分量は参考までとしていただけると幸いです(基本調理量と食材全部合わせて一合分の水量になるように炊いてます)